齊藤正巳税理士事務所Blog

2013年11月26日 火曜日

6か月決算法人

税理士の齊藤です。いつもありがとうございます。

事務所では9月決算(11月申告)の数が比較的多いことに加え、6か月決算法人がここに加わりました。
6か月決算法人とは、法人決算・確定申告を年2回行う法人のことです。
ただでさえあわただしくなる年1回の決算を、なぜわざわざ年2回に増やす必要があるのか、という疑問があるかと思います。実はこれには、「決算期」を経る、ということに意味があるのです。

驚かれるかもしれませんが、法人の役員に支給される役員報酬は、実は「原則として損金不算入」(税金の計算上、経費として認められない)という決まりがあります。その中で例外として、一定の場合を除き、あらかじめ定められた支給基準の基づいて規則的・反復的に支給する給与である場合(「定期同額給与」という)、損金として認められるのです。
従いまして、役員は自らの報酬を会社損金にするためには、原則その事業年度の間、同額で支給するものでなければならないことになります。これは、役員報酬を上げ下げすることで利益調整できないようにする狙いがあると考えられますが、売り上げの見通しが不透明の会社では、収益を報酬に反映しにくいことになります。
そこで、「決算期以後3か月間以内の役員報酬額変更は、定期同額給与として認める」というルールに基づき、決算期を増やして役員報酬改定のチャンスを増やすのです。

税理士としては、決算が年2回であることはビジネス的にも大歓迎です。当該法人の役員が、収益が報酬に反映されやすいというシステムによりモチベーションアップされる、という点も見逃せません。確かに決算はあわただしいイベントですが、6か月法人は上手く活用すれば面白いものではないか、と考えています。




投稿者 齊藤正巳税理士事務所

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